ロボットに心はあるか

決めるのはあなただ。

僕は瞬間で紅葉していく

もうすっかり寒くて、びゃっと吹く風に服を押さえながら、袋握りしめて噴き出した汗を拭く。笑う門には福来たるだなんて復唱してみるけれど、もっと冷たい風が吹いたら降伏しちゃうんかな。幸福の譜面を駆け上って、思い出すことはやっぱり秋。 紅葉は昔、「…

えびカレーとのどあめ。

担々麺ライト麺カタ。

記憶の果てへの旅

ヒトは旅をしている。セイシェル、チリ、カザフスタン、モーリシャス、リトアニア、日本に、忙しく移動してその地を訪れ、素晴らしいものを見て、不思議な体験をして、記憶の澱として残るような旅の残滓を両手目一杯に。そうしてまた会社に行き、学校に通い…

すべては最初の間違いからはじまる

……我々が頑なに、そしてそれに劣らず誠実に……真実だと信じていることの大半は……当初の勘違いに端を発している。杖を撞いた三人の青年……中年、彼らの目は鋭く私を見据える。私は遠くレストランの円盤を見ていない、滝のあふれる水の遠さを見ていない、遠い遠…